魚を摂取した時に起こる食中毒の中でシガテラciguaeraと呼ばれる中毒は,強力な神経毒であるシガトキシンが原因で起こり,近年,日本でも多くの話題となっている。
(朝日新聞digital 2016/4/13 より
http://www.asahi.com/articles/ASJ4D7FVHJ4DUTIL05G.html)
シガテラはカリブ海産の巻貝ciguaに由来し,今では,カリブ海のみならず南北両回帰線に挟まれた熱帯の太平洋で見られる中毒の総称として認められており,南方海域での漁業資源の開発の大きな障害となっている。また,同海域から漁獲されたものであっても中毒を起こす個体と起こさない個体がおり,簡便な試験法は未だないのが現状だ。シガテラは渦鞭毛藻類が生成したシガトキシンを摂取した草食性魚類を経て,多くの肉食性魚類に蓄積される。ハタ科魚類は肉食性魚類にあたり,シガテラの報告例がある(表1)。その中でもバラハタ(Variola albimarginata )を食べ中毒を起こすとドライアイスセンセーションをはじめ様々な症状が現れる(表2)。
参考文献
・安元 健(1972). シガテラ-南方産魚類による食中毒-.化学と生物.vol.10,No.6,p369-375
・寺尾 清(1998). シガテラ魚中毒.山脇学園短期大学紀要.vol.36,p33-78
0コメント